2023年1月23日月曜日

手作り資料紹介

バリアフリー自然探検隊は、まだまだ小さなボランティアグループで、助成金も会費もないため、活動資金はすべて隊員の自己負担です。双眼鏡の数も少ないし、利用できる資料も少ない現状ですが、自分たちのできる範囲で楽しい探検となるようがんばっています。そこで、2022年12月の探検のために手作りした資料をご紹介します。

紙粘土で作ったコゲラとジョウビタキの模型

左上が点字版、その下が黒字に白文字版、その下が通常版、右上が拡大文字版。

まずは鳥合わせ表。

今回用意した鳥合わせ表は、点字版、黒い紙に白文字版、拡大文字版、通常版の4種類。写真は、お渡しする前に撮影していなかったので、試作品を掲載します。

個人カウンセリングを行って作るわけではないので、全てが個人のニーズに合ったものではありませんでしたが、一部喜んでいただくことができました。

厚紙で作った鳥の横姿
視覚障害の方に本当は剥製などを用意したいところですが、探検隊としては物品が何もない!
厚紙で作った翼を広げたハシブトガラス日本野鳥の会や点字図書館、または個人持ちの物品をお借りしましたが、探検隊としても、視覚障害の方がもっと野鳥について知ることができるように、急遽、資料を手作りしました。鳥の大きさや形がお分かりいただけるものを、ということで横から見た鳥と翼を広げた鳥の切り抜きを実寸大で厚紙で作成したり、紙粘土でジョウビタキとコゲラを実寸大で作ったりしました。
鳥の大きさをイメージするのに、分かりやすかった、また、カラスの羽を広げた切り抜きを触って、「大きいね!」とびっくりしてもらったり、時間がない中での準備でしたが、喜んでいただけてよかったです。
厚紙で作った翼を広げたハシブトガラスの型紙を触ってもらっている写真
本当はイベントとして「視覚障害の方に楽しんでもらうためには、どういった資料がいいのか」ということをみんなで考えるワークショップとして、資料作りを行いたかったんですが、今回は全く時間もろもろがなくできませんでした。視覚障害の方にアドバイザーになってもらって、そういうワークショップが出来ればいいなと思います。