2022年10月11日火曜日

バードリスニングに参加させていただきました

大変ご報告が遅くなりましたが、2022年6月5日(日)に日本野鳥の会 鳥取支部で行われた「バードリスニング」に参加させていただきました。

バードリスニングとは、視覚障害をお持ちの方々と共に鳴き声を楽しみながら行う探鳥会で、鳥取支部では2002年から目の見えない、見えにくい人たちを対象に開催されています。

バリアフリー自然探検隊では、まだ視覚障害をお持ちの方の参加はなく、日本野鳥の会 京都支部で行われたバリアフリー探鳥会に参加されたいた方とお話をした程度です。探検隊の今後の活動のために、研修の気持ちで参加させてもらったわけです。

鳥取支部では東部・中部・西部のそれぞれの地区が順にその年の担当をしています。今年は西部地区が担当で、場所は「とっとり花回廊」でした。

とっとり花回廊は米子から無料のシャトルバスが出ていて、車椅子対応のノンステップバスもあります。(0分の便がノンステップバスとのことです。)回廊の名の通り、建物の2階部分から屋根付きの渡り廊下が出ていて、雨でもそこを使って公園内を回ることが出来ます。まさにバリアフリーですね。

探鳥会が始まる前には、全員で目をつぶり、鳥の声をきいてみました。鳥を見つけることよりも、声を聞くことに注意を向けると、美しい鳥の声がいつもよりもよく聴こえてくるようです。関西の都市公園では珍しい鳥のサンショウクイがきれいな声で鳴きながら飛び回っていました。普段聞く鳥の声もゆっくりと聞くことが出来ました。見ることに集中しない分、ゆったりとした時間が流れたような気がします。

昼食時には、鳥の模型や羽などを触る道具やタッチペンで鳥の声と名前を確認したりと参加者も興味を持っていらっしゃったようです。

午後は、ササユリの香りを楽しんだり、ハーブ園で公園の方の説明を聞いたり、バラやハーブの匂いを楽しんだり、ちょっと味わってみたり、色々な感覚を使って植物を楽しみました。

後日は、鳥取支部の方に大山(ダイセン)を案内していただき、都市公園では聞くことのないジョウビタキのさえずりを聴いたり、ブッポウソウを見に連れて行っていただいたり、すっかり鳥取を楽しみました。大仙そばや牧場のソフトも美味しくいただきました!

雨の大山・ブッポウソウだったので、いつか晴れのリベンジをしたいなと思っています。

普段見れない鳥・場所に行くことが出来て、とても嬉しく思っています。本当にありがとうございました。

この経験を探検隊の活動に活かしていきたいと思います。